非同期効率厨

非同期であり、強制的に意見が明文化され、長文を書くことができ、冷静に発言できるメールは、基本的に議論目的の利用に耐えうる機能を備えたツールであると思っている。*1

ただし、それには論点と意見とその根拠や論理といったものを端的に文字に表す能力や、さらにいえば相手の理解している内容・していない内容を理解できる想像力が前提としてメール送受信者双方に求められる。

世間のミーティング好き各位はじめ仕事人たちは、本当にそれ対面で同期的に話す必要あんのかってことを常に考えるべきである。別に自分はミーティングを嫌ってるわけではなくて、あくまでも効率を求めているだけである。それほんとに個々の作業を遮ってまでやる価値あんの?ってことだ。

もちろん顔を見ながら話した方が伝わる情報量は何倍にもなる、みたいな話は存じているが、それは意見の交換速度以外にもテンションとか温度感とかのノンバーバルな問題の面が大きい話であって、事実と論理と疑問点を表明して疑問点に回答して合意することが目的である場合、むしろ文字でやりとりをすることでノイズを除外できてよいとさえ思う。逆説的に言えば、全メンバーが対面での情報交換を十分にノンバーバルなノイズなくできる能力を持ち、全メンバーの時間の確保や議論の証跡の保存やTODOの共有さえ問題なく行えるのであれば、どんどん対面でミーティングすればよい。

たぶん厨二エンジニアっぽいことを書いている気がするけど、効率よく仕事する手段があるなら率直にそれをやればいいよね、と言いたい。のです。

*1:今回はチャットについては触れない。